Celonisはインテリジェントビジネスクラウドプラットフォームを拡張し、プロセスマイニングにタスクマイニングを追加

ユーザー個別レベルから企業全体レベルまでエンドツーエンドの優れたプロセスを提供

2019年10月9日（ドイツ・ミュンヘン、アメリカ・ニューヨーク市） - 企業のパフォーマンスを効率化するソフトウェアのマーケットリーダーであるCelonisは本日、組織内でどのように仕事が行われているかを完全に把握することにより、プロセス上の摩擦を見つけ出し、プロセスを強化し、その後の最適化の進捗も監視することのできる、初のソリューションを提供することを発表しました。企業は、Celonisのコアプロセスマイニングテクノロジーにより収集されたビジネスデータ（業務トランザクションデータ）とユーザーのデスクトップデータ（デスクトップ上のクリック／スクリーン）とを関連付けるタスクマイニングを利用できるようになりました。

企業は、Celonisのコアタスクマイニングを利用して、ユーザーのデスクトップデータ（デスクトップ上のクリックやスクリーン）と業務システムから収集したビジネスデータを関連付けることができます。市場で初めてプロセスマイニングとタスクマイニングの組み合わせを提供したことで、顧客は、細かな作業レベルから企業全体での工程レベルまで、ビジネスプロセスを理解することができるようになりました。

「私たちは常に、ビジネスの成果を最適化するインパクトの高い変革を実現することに焦点を当ててきました。今回のタスクマイニングの統合プラットフォームへの追加により、お客様はデータから導き出された知見を、企業を動かす全システムと全社員の業務に適用することができます。」と、Celonisの共同創業者兼共同CEOであるアレクサンダー・リンケは述べています。「今日は、企業がエンドツーエンドの卓越したプロセスを実現するために必要な、完全な企業のパフォーマンス効率化機能を提供するマイルストーンの日となります。」と述べています。

ビジネスオペレーションデータとユーザーデスクトップデータの融合

すべての組織は、最高のビジネスプロセスを追求しています。これを達成するためには、それらのプロセスを把握し、強化し、長期的に監視する必要があります。企業内で行われている業務を表すデータには、大きく分けて2つのソースがあります。「ビジネスデータ」とは、プロセスの実行に合わせて、業務システム上でイベント収集によって集められたデータのことです。ユーザーの「デスクトップデータ」とは、業務を遂行するために個人が見る画面やクリックから得られるデータです。ビジネスデータはプロセスの組織的な見方を示しているのに対し、「デスクトップデータ」は、従業員が仕事をこなすために必要な、しばしば雑然とした複雑な作業を示しています。

このデスクトップデータについては、コスト削減に向け人手を省く観点だけから検討されがちでした。 セロニスは初めてこの2つのビューを統合し、人間がすべき価値の高い作業とプロセスとして単純に最適化すべき作業の領域の区分を明確にすることにより、コストを削減するだけでなく、より良い顧客体験の創出も実現することで、幅広いビジネス価値を提供します。

この総合的な視点が、長期的にはどのような価値を提供するかの例として、企業が電子化されていない形での注文をどのように処理するかが挙げられます。通常、このプロセスは単純にデジタル化され、自動化処理へと更新されますが、自動化によって出荷が遅れたり、顧客満足度に影響を与えたりする問題がしばしば発生します。タスクマイニングを使用すると、注文履歴やCRM、サービス記録のチェックなど、課題発生を減らすために作業員が注文を確認する時に行う突合作業などのステップを記録することができ、注文を迅速に確認するための最適な方法を検証して、納期厳守という最終的なビジネス目標を達成することができます。

ノイズから業務プロセスデータに自動変換

Celonisタスクマイニングエンジンは、画面上のクリック数を収集するだけではなく、ユーザーが取り組んでいるトピックやテーマをクラスタ化し、重点分野を特定することができます。

システムがクリックごとにスクリーンショットやコンテキストを記録するため、プライバシーを完全に管理し、ユーザーのシステムや画面を自動的に検出することができます。企業は、OCR（光学文字認識）を使用して、ユーザーの画面上のすべての単語、数字、およびその他のテキストを自動的に収集することができます。高度なプライバシー機能により、関連するユーザーのデスクトップデータのみが収集され、機密データは隠され、承認された個人のみがユーザーのデスクトップデータを閲覧できるようになっています。

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