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専修大学経営学部にて、プロセスマイニングの講義を実施しました

2023.1.18

Celonis株式会社は、プロセスマイニングを活用し、日本社会や企業のDXの推進を支援し、持続可能な社会の実現を目標としています。そして、社会貢献活動の一つとして、プロセスマイニングの人材育成を行っており、今年度は、上智大学、専修大学、名古屋商科大学、埼玉学園大学、慶應義塾大学にて実施してきました。ここでは、専修大学経営学部でのプロセスマイニング講義について紹介します。本講義は、昨年に引き続き2回目となり、2022年12月6日に専修大学生田キャンパスにおいて対面授業として開催されました。

【講座概要】

日時:2022年12月6日(火) 場所:専修大学生田キャンパス 講義:経営学部 グローバル・マネジメント特講A(BPM:ビジネスプロセスマネジメント) 受講生:経営学部3、4年生 講師:Celonis株式会社 ソリューションエンジニアリング マネージャー 寺田 有汰 概要:プロセスマイニング概要、及びCelonisのプロセスマイニングを活用したデータドリブンなビジネス変革の支援について

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今回、講義に出席した学生のほとんどが、プロセスマイニングという言葉を初めて耳にしたことと思われます。そこで、まず、学問としてのプロセスマイニングの発展の経緯を説明しました。そして、Celonis社の会社紹介をしましたが、その中で創業者は、ドイツ人の大学生3人であったこと、2011年創業からたった10年で、欧米の大企業を中心に日本でも導入企業が増大している、急成長のスタートアップ企業であることを紹介しました。受講している学生にとって、大学生が企業を立ち上げて、僅か10数年でグローバル展開する企業に成長させた身近な事例として、刺激を受けてもらえればと思います。

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【当日の講義の様子】

最初に、業務プロセスを理解してもらうために、身近な業務プロセスの例として、メルカリで本を売るための業務プロセスを洗い出してみよう、ということで、学生にタスクを挙げてもらいました。友達にメリカリのやり方を聞く、売りたい商品を決める、中身の状態の確認する、商品の概要をかく、梱包する、購入希望者とやり取りをする、売れなかったときの交渉をする、など様々なタスクが学生から挙げられました。

いくつものタスクには、標準フローと例外フローがあること、そして繰り返しや停滞のないプロセスが、顧客満足度が高くなるので、繰り返しや停滞をなくすための分析をプロセスマイニングが支援することを説明しました。

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プロセスマイニングの3つの要素である、ケース、アクティビティ、タイムスタンプを説明したのち、受注から入金までを例にCelonisのデモを見てもらい、実際にどのように業務プロセスをエンドツーエンドに可視化するのかを体験してもらいました。

実際に導入されている企業やNPO団体、その導入支援をしているパートナー企業などを紹介し、現在プロセスマイニングが業務コンサルタントや、プロセスアナリストを志す人に必須スキルになりつつあることを話しました。

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【学生からのコメント】

最後に、学生からいただいた、生のコメントをいくつか紹介したいと思います。

  • 今回の講義で印象に残ったことは、導入事例におけるパナソニックの例です。質疑応答の際にもお話がありましたが、根拠がデータとして明確になっていれば立場的な問題は関係なく自分の考えを発言する際に力を持つのだと感じました。また、そういった長年続けられている業務プロセスに無駄があったとしても、改善を行うためにはデータ的根拠が必要になることも当たり前ながら改めて感じました。

  • プロセスマイニングは海外ではもちろん、日本でも有名な企業の間で利用されていることがわかりました。実際にメルカリという身近な業務プロセスを考えてみて、業務通りに行けば良いけれど、実際は難しいということに気づきました。こういった業務プロセスを見直すことで、より効率的になったり、今まで見えていなかった部分が浮き彫りになって、改善することができたりすると思いました。

  • メルカリの例で思いましたが、私の想像していた以上の細かいプロセスが存在していると言う点と、それを可視化しわかりやすくできると言う点が印象に残りました。

  • 日本の会社はまだまだ無駄な業務プロセスを踏んで仕事をしていると考えられるので、プロセスマイニングの手法が浸透してほしいと感じた。

  • 今まで漠然と業務の見える化という言葉をよく耳にしていたが、実際のデータを用いたイベントログを元に業務プロセスを改善するプロセスマイニングは非常に高い効果が期待できるのではないかと感じた。

  • プロセスマイニングのキープレイヤーのお話で、自分が就職を目指している企業が積極的にプロセスマイニングを行っているとのことが印象に残りました。業務プロセスがさらに効率化されていく可能性があることを知れて非常に良かったです。

  • プロセスマイニングが名の聞く大企業にも採用されているのは今のデータ社会に必須の技能であると感じました。またプロセスマイニングを習得すれば社会人になってあらゆることに役立てることができそうだと感じました。

  • 講義前はあまりプロセスマイニングについてのイメージが湧かなかったが、一本のプロセスから枝分かれしていく複雑な図を見て、意思決定一つ一つの重要性やその影響などを考えることもでき、興味深い分野であると感じました。

Celonis社は、今後も社会貢献活動を通じて、大学だけでなく、様々な人材育成プログラムを展開していきたいと考えています。

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